また電子装置を切断…行方をくらませて11日目の性犯罪者=韓国(画像提供:wowkorea)
また電子装置を切断…行方をくらませて11日目の性犯罪者=韓国(画像提供:wowkorea)
位置追跡電子装置(電子足輪)を切断する前後で2人の女性を殺害した容疑で性犯罪前科者カン氏(56)が拘束されている中、全羅南道ジャンフン(長興)でも電子装置を切り行方をくらました性犯罪前科者を、現在11日以上見つけられていない。

8月31日ジャンフン警察署と法務部クァンジュ(光州)保護観察所などによると、8月21日に性犯罪前科者であるA氏(50)がひと月前に女性を性暴行したという通報が受け付けられると、居住場所から逃走した後に雲隠れした。彼は居住地から18km離れた場所まで車に乗って移動し、電子装置を切って逃走したという。

警察は現在A氏に対する指名手配をし、周辺防犯カメラの分析と周辺への聞き取りなどを通じA氏の行方を追っていると明らかにした。

これに先立ちA氏は去る2011年、青少年2人を性暴行した容疑で懲役5年を受け出所した。以降A氏は電子装置の装着7年を宣告された。

A氏は電子装置と共に身上情報公開命令10年を宣告され、性犯罪身上情報対象者だったが、近所の人たちはこの事実を知らなかったという。

放送局MBCの報道によると、3年前にA氏が隣に引っ越してきたという住民は、「娘ばかり4人いる。万一そんな人がここにいたのなら、知っていたら注意して過ごしていた」とA氏に対して何の情報も提供されていなかったことに怒りを表した。

関連現行法によると、性犯罪者が出所をしたり引越しをするとそれに対する身上情報が未成年者を育てる近所に郵便などで伝達される。しかし性犯罪者が既に住んでいる周辺居住地へ引っ越してきた住人たちは、このような知らせを受けられずウェブサイトなどを通じてこの事実を確認しなければいけない。

最近電子装置を切って行方をくらました後に、犯行を起こす事件が続いている。少し前ソウルで50代の性犯罪者が電子装置を切って逃走した後、女性2人を殺害し警察に自首した事件が発生した。

法務部(法務省に相当)は電子装置を毀損(きそん)する事件が続くと、8月30日にブリーフィングを開き、「現在より強固な材質で電子装置を製作する。電子装置の装着者が切断し逃走した場合、迅速に検挙できるよう警察との共助も強化する」と明らかにした。
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