科学技術情報通信部は31日、「22年政府予算案及び基金運営計画案」に編成された科学技術部予算基金は総額1兆6000億ウォン(およそ1600億円)で、今年の17兆5000億ウォン(およそ1兆7千500億円)に比べて1兆1000億ウォン(およそ1100億円)増えたと発表した。
注目すべき部分は、グローバル ワクチンハブの構築や感染症への対応能力を強化するための予算だ。今年の528億ウォンから(およそ52億8千万円)来年1020億ウォン(およそ102億円)に予算が2倍近く増えた。予算は、グローバル ワクチンハブの構築に向けた次世代ワクチンのコア技術の開発、臨床試験の支援、ウイルス基礎研究の能力を高めるために使われる。
まず、ワクチンハブ基盤の構築に193億ウォン(およそ19億3千万円)が新たに投入される。今年、韓国ウイルス基礎研究所の設立を受け、研究所が必要とする研究資源センターの予算は、今年の109億ウォン(およそ10億9千万円)から来年は268億ウォン(およそ26億8千万円)に増やす。
新型コロナウイルスだけでなく、引き続き発生する分野別コア基盤技術の研究開発プラットフォームも作る。予め作ったプラットフォームを通じて、新たに現れる様々な変異株の脅威に対し、迅速かつ的確に対応すべきだという趣旨だ。新たな変異株感染症対応プラットフォームのコア技術開発予算は、今年の102億ウォン(およそ10億2千万円)から来年は113億ウォン(およそ11億3千万円)に増えた。 これと共に、感染症次世代ワクチンの基礎コア技術開発に新たに100億ウォン(およそ10億円)を投資する。
次世代先端半導体開発予算も今年の419億ウォン(およそ41億9千万円)から来年は1208億ウォンに(およそ120億8千円)予算が3倍近く増えた。人工知能半導体開発の一環として、未来コンピューティング市場を変える新しい概念のPIM半導体技術開発とレベル4以上の自動走行用人工知能半導体の開発を推進する。
また、次世代化合物半導体素子のオリジナル技術の開発と通信用化合物半導体ファウンドリー(委託生産)サービスを行うためのインフラも作る。次世代化合物半導体のコア技術開発に75億ウォン(およそ7億5千万円)、通信用化合物半導体の研究ファウンドリー技術開発に45億ウォン(およそ4億5千万円)を新たに投資する。
一方、来年度政府予算案に編成された科学技術部研究開発(R&D)予算案は計9兆4000億ウォン(およそ9400億円)で、今年度予算8兆7000億ウォン(およそ8700億円)に比べ8%増えた。科学技術部は△デジタルニューディール35.7%増額で2兆8300億ウォン(およそ2830億円)、△基礎·先端オリジナル戦略技術開発(7兆4500億ウォン(およそ7450億円)、8%増額)△バイオ·ヘルス·次世代車·半導体(5800億ウォン(およそ580億円)、25.2%増額)△未来人材養成(7300億ウォン(およそ730億円)、3.4%増額)△炭素中立·安全·社会問題対応(9100億ウォン(およそ910億円)、12%増額)に区分して投資する計画だ。
今回の予算案は、今日(31日)国務会議の議決を経て、来月3日に国会に提出され、通常国会で常任委の予備審査、予算決算委の本審査と本会議の議決を経て最終確定される。
イム·ヘスク科学技術部長官は「政府はデジタル·ニューディール2.0の成功からデジタル大転換で大韓民国の飛躍を成し遂げ、人中心の科学技術·情報通信革新を推進し、グローバル技術の覇権争いをリードする国家力を準備していく」と述べた。
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