文化体育観光部は来年度、新型コロナ禍の克服や新韓流の振興などに重点的に取り組む計画だ=(聯合ニュース)
文化体育観光部は来年度、新型コロナ禍の克服や新韓流の振興などに重点的に取り組む計画だ=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部は1日、前日に閣議決定された2022年度(1~12月)政府予算案のうち、同部の予算は7兆1530億ウォン(約6800億円)で今年度比4.2%増加すると説明した。新型コロナウイルスの打撃からの立て直しと、韓国文化全体をひっくるめた「新韓流」の振興に重点を置く。

 部門別の予算は、文化芸術が2兆4055億ウォンで最も多く、コンテンツは1兆1231億ウォンで前年比増加率(9.5%)が最も大きい。観光が1兆4423億ウォン、スポーツが1兆8013億ウォン。

 主要事業をみると、新型コロナ禍の克服と日常生活の回帰に向けた事業に1兆9314億ウォンが投じられる。観光事業者への融資支援の拡大、コンテンツ製作の活性化を目的とするファンドへの出資の増額、スポーツ産業への融資拡大などを計画している。

 新韓流の振興と文化・体育・観光産業の発展には前年比21.3%増となる1兆178億ウォンの予算を充てる。

 文化コンテンツ輸出を後押しするための人材養成と大規模な韓国文化フェスティバル開催を通じて韓流の拡大を図る。韓流マーケティングや海外広報館、韓流博覧会などの予算も新規計上した。新韓流への発展の取り組みとして、韓国美術の国際化や海外博物館での韓国室運営などの事業も始める。

 また、芸術活動全般を支援する複合施設「アートカルチャーラボ」設ける予定だ。コンテンツ分野では新たにメタバース(仮想空間)関連事業を開始するほか、動画配信サービスに特化したコンテンツ製作予算を倍増する。


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