零下25度の中でもたわわな実り、南極でもスイカやズッキーニ栽培=韓国(画像提供:wowkorea)
零下25度の中でもたわわな実り、南極でもスイカやズッキーニ栽培=韓国(画像提供:wowkorea)
最低気温零下25.6度の南極セジョン(世宗)科学基地で、スイカが育った。29か国による83の基地運営が行われている南極で、韓国は米国に次ぐ2番目に葉菜類と果菜類を共に栽培する室内農場の製作に成功した。

極地研究所と農村振興庁は南極世宗科学基地の室内農場を稼働し、基地の隊員たちに新鮮な野菜を供給していると明らかにした。

室内農場は昨年10月末、砕氷研究船「アラオン号」に載せられ今年1月、南極基地に到着した。5月7日に初めて種をまき、その後6月から毎週1~2キログラムの葉菜類を生産している。隊員は7月中旬からキュウリやズッキーニ、唐辛子を、また8月中旬からはトマトとスイカを、初めて収穫した。

室内農場は発光ダイオード(LED)を人工光源として利用することでエネルギー消費を減らしつつ、光の周期と強さを農作物の種類と生育段階に応じて調節する技術が適用されている。農村振興庁が室内農場内部の栽培環境と生育状況を映像により遠隔で確認し、農作物栽培に支障がないよう支援を行っている。


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