中国共産党指導部はこの関羽像建造をめぐる案件について、イメージやメンツを過度に重視したプロジェクトであり、形式主義・官僚主義の典型的なものとして批判した。また、このような「大きさ」を過度に追求し、法に抵触したり現地の民俗文化を破壊するプロジェクトは、他の地域でも行われていると指摘。その例として陝西省韓城市で1億9千万元(約32億3千万円)を投じて建設された「鯉魚躍竜門」や貴州省独山県で2億5600万元(約43億5400万円)を投じて建設された「水司楼」を挙げた。
荊州市の関羽像については、57.3メートルという高さが「荊州歴史文化名城保護規劃」に違反した違法建築物であるとされていた。
中国共産党指導部は、関係部門の監督体制を強化して類似案件の再発を防ぐとともに、大型プロジェクトに関わる不正行為について厳しく処分していく方針としている。
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