民弁によると、この訴訟を審理するソウル中央地裁の李伯圭(イ・ベッギュ)裁判官は韓国最大手の法律事務所「金・張法律事務所」で2003年から17年まで弁護士として勤めた。
民弁は「(被告の)日本企業側の代理人の一部は金・張法律事務所のいわゆる『徴用事件対応チーム』の一員とされており、李氏が同法律事務所に勤めていた期間にこのチームが運営されていた」と指摘し、「李氏が日本企業側の代理人とつながりを築いた可能性が高い」と主張した。
徴用訴訟に不当に介入した罪などに問われている梁承泰(ヤン・スンテ)元大法院長(最高裁長官)に対する起訴事実によると、金・張法律事務所は13年、被害者に対する日本企業の損害賠償責任を認めた大法院判決を覆すため、外交部高官や裁判官の経験者による徴用事件対応チームを立ち上げた。対応チームは梁氏をはじめとする司法府の幹部と非公式に接触したことが調査で明らかになっている。
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