言葉を交わす鄭義溶氏(左)と徐薫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
言葉を交わす鄭義溶氏(左)と徐薫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は15日、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を発射したことを受け、緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、深い憂慮を表明した。 青瓦台(大統領府)によると、同委員会はこの日、元仁哲(ウォン・インチョル)軍合同参謀本部議長から報告を受けた後、「情勢安定が非常に重要な時期に行われた北による相次ぐミサイル発射の挑発に深い憂慮を表明する」との認識で一致した。 北朝鮮が13日に長距離巡航ミサイルの試験発射に成功したと発表したのに続き、その2日後に再び短距離弾道ミサイルを発射したことを朝鮮半島の緊張を高める挑発とみなした。  これに伴い、政府は北朝鮮の相次ぐミサイル挑発の背景や意図について、米国をはじめ関係国と分析することにした。 また発射されたミサイルの詳細な性能などを把握するため米国の国防・情報当局と緊密に協力し、北朝鮮の内部動向を注視しながら必要な措置を講じていくことを確認した。 緊急のNSC常任委員会は徐薫(ソ・フン)国家安保室長が主宰した。会議には兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長、徐旭(ソ・ウク)国防部長官、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官、李仁栄(イ・イニョン)統一部長官、朴智元(パク・チウォン)国家情報院長らが出席した。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮がミサイルを発射した直後、徐薫氏と兪氏から口頭で報告を受け、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験の視察現場で徐旭氏と元氏から追加の報告を受けた。 文大統領はこの席で、「ミサイルの種類や性能、北の発射意図についてはさらに分析が必要だ」と述べた。
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