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文大統領はこの日午前、ソウルで開かれた「水素還元製鉄(HyIS)2021フォーラム」で映像による祝辞を通じ、「われわれが石炭の代わりに水素で鉄を抽出する『水素還元製鉄技術』に注目する理由」として、このように述べた。
文大統領は、「鉄は今日、すべての製造業とわれわれの生活の全分野において代替不可能な資源だ。強力な耐久性を持っており、リサイクルが可能であるため環境にやさしく、持続可能な資源」とし、「ただ1つだけ、今と未来の地球環境のため、これまで3000年間変わらずに続けてきた炭素基盤の製鉄技術で変化が求められる」と切り出した。
文大統領は水素還元の製鉄技術と関連し、「現在、実験室レベルの基礎段階にあるこの技術を開発、商用化することは、早い時期に低炭素技術に転換しなければならない非常に挑戦的な課題で、汎世界的な力量の結集がなければ実現できない課題」と述べた。
そして、「韓国は2050炭素中立(カーボンニュートラル)のため低炭素経済と水素経済への大転換を推進している。石炭火力発電所を早期に廃止し、再生エネルギーの割合を高める一方、水素経済を拡散させようと思う」とし、「クリーンな水素のため2050年までグレー水素をブルー水素とグリーン水素に100%転換し、グリーン水素の生産を画期的に増やしていく」と予告した。
文大統領は、「韓国の産業界も投資拡大と水素企業協議体を通じ、水素の生産から流通と活用まで水素経済の全分野において協力を積極的に模索している。国家的に力を合わせ、炭素のない21世紀の原油、水素産業を成長させていく」と抱負を述べた。
また、「水素還元製鉄を実現するためには、水素生産が画期的に拡大されなければならない」とし、「国と企業ごとに状況は異なるが、直面した気候危機を克服するために連帯し協力するならば、決して不可能な課題ではない。鉄鋼産業の割合が高い韓国が先に行動し世界と協力していく」と伝えた。
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