「POCO a POCO」(ポコ・ア・ポコ)のチャン・ハウン(画像提供:wowkorea)
「POCO a POCO」(ポコ・ア・ポコ)のチャン・ハウン(画像提供:wowkorea)
韓国オーディション番組に新たな歴史が書かれた。アイドルではなく、バンドの参加で人気を増してきたオーディション番組「スーパーバンド2」が最終回で最高視聴率を記録したこと。

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統計調査会社「ニールセン・コリア」の視聴率調査によると、番組「スーパーバンド2」の最終回は3.861%の視聴率を記録した。

今年2月から始まった予選審査の以降、この番組ではびっくりするほどの出演者を含め、特に女性演奏者たちが新たな旋風を巻き起こしていた。最終優勝は、第1戦(30%)とのオンライン事前投票(10%)、生放送ファイナル投票(60%)を合算した結果、「CRAXILVER」(クラックシルバー:ウィリーK、ダニー・リー、ヴィンセント、サイオン、オ・ウンチョル)チームとなった。韓国では不毛地とされてきた「メタルバンド」のジャンルで、自作曲「タイム・トゥ・ライズ」で優勝し、感激の涙を流した。

準優勝は「CNEMA」(シネマ:キタク、キム・スロン、ビョン・ジョンホ、イム・ユンソン)チームだった。自作曲「航海」で素敵な舞台を見せてくれたキム・スロンは「貴重な一票を与えてくださった視聴者の方々に感謝する」と話した。イム・ユンソンは「終わりではなく、新たな出発だと思う。私たちが出会ったこと自体が映画のようだった」と話した。

他に今回注目すべきバンドは、ギター4台だけで公演を行った「POCO a POCO」(ポコ・ア・ポコ:チャン・ハウン、ジェイ・ユナ、キム・ジンサン、チョン・ミンヒョク)チームである。一般的なバンドであるドラムとエレキ・ギター2台の伝統的な構成とは異なり、ギター4台のユニークな構成だった。チーム員たちは「私たちの技量を誇ることができるように作曲した。ギター4台でも表現に限界がないことをお見せしたい」と話した。このチームは自作曲「メット・ユー」(Met You)を演奏して、視聴者の応援を集めた。

特に、天才クラシック・ギターリストのチャン・ハウンは「元々ステージに上がると、自分だけが上手くやれば良いし、自分だけを気にしたら良かった。しかし、『POCO a POCO』では自分をあまり感じられない。『自分』ではなく『我々』がいると感じる」と話した。

「POCO a POCO」チームの最終成績は第5位であったが、存在感をアピールするには十分であった。また早速、日本の公演企画会社が「POCO a POCO」のギター4重奏の独創性やグローバル市場性に関心を持ち、来年にもオンライン公演をしようとの提案をしている。またチーム員の間で協議中であるが、これが実現すると、「K-BAND」のグローバル進出の始まりとなり、日本やアジアファンに会う切っ掛けとなりそうだ。


ギター4重奏「Poco a Poco」の演奏
ギター4重奏「Poco a Poco」の演奏




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