「空軍セクハラ自殺事件」の加害者、初めて謝罪=韓国(画像提供:wowkorea)
「空軍セクハラ自殺事件」の加害者、初めて謝罪=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国軍検察が8日、セクハラ被害後に極端な選択をした空軍の故イ某副士官死亡事件の加害者であるチャン某副士官に対して、懲役15年を求刑した。

 加害者のチャン副士官はこの日、求刑の前に「被害者と家族に大きな痛みを残したようで申し訳ない。生きても死んでも許しを請いながら生きる」とし、初めて公開謝罪した。これは事件発生220日後であり、イ某副士官が極端な選択をしてから140日後での「公開謝罪」だ。

 国防部検察団は同日午前、国防部の普通軍事裁判所で開かれた結審公判で、軍人など強制わいせつ致傷及び特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)の疑いで拘束起訴されたチャン副士官に対して、懲役15年を言い渡すよう裁判所に要請した。

 チャン副士官はことし3月2日、部隊員たちと夕食後、部隊に復帰する車の中で、後任のイ副士官の再三の拒否にもかかわらず、強制わいせつ(軍人など強制わいせつ致傷)した疑いで拘束起訴された。また、イ副士官に自殺を暗示するような携帯メッセージを送って通報できないように脅迫(特定犯罪加重処罰などに関する法律違反)した疑いももたれている。

 しかし、チャン副士官はこれまで裁判過程で、イ副士官に対してはセクハラ容疑は認めながらも、報復脅迫容疑は否認してきた。

 軍検事は「この事件の犯行で性犯罪根絶のために努力してきた軍の努力が無駄になった」とし、「反面教師にして厳正な処罰が避けられない」と求刑理由を説明。続けて「構成員をむしろ犯行対象としたという点で罪質が悪く、軍の戦闘力低下につながる可能性がある」と付け加えた。

 チャン副士官はこの日の裁判で、軍判事が「最後に言いたいことがあれば話してほしい」という言葉に傍聴していた遺族たちに謝罪の意を伝えた。彼は「私のせいで多くの人が被害を受け、被害者と家族に大きな痛みを残したようで申し訳ない」とし「生きても死んでも許しを請いながら生きる」と述べた。

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