ショートトラック韓国代表シム・ソクヒの「故意衝突」、連盟は3か月前から認知(画像提供:wowkorea)
ショートトラック韓国代表シム・ソクヒの「故意衝突」、連盟は3か月前から認知(画像提供:wowkorea)
大韓体育会と大韓氷上競技連携が、女子ショートトラック韓国代表シム・ソクヒ(24)の「故意衝突」疑惑と関連し、内容について認知していたものの何の措置もとっていなかったことがわかった。

シム・ソクヒ の最新ニュースまとめ

 13日、国民の力キム・スンス議員室によると、大韓体育会はことし7月、チョ・ジェボム前コーチよりシム・ソクヒの「故意衝突」に関する陳情書を受け取っていたという。

 チョ元コーチ側は、防御権次元で受け取ったシム・ソクヒのスマートフォンフォレンジック内容から、関連内容を確保したと伝えられた。

 これについて大韓体育会は、陳情書を見て「氷上連盟が処理すべき事案」と回答したが、氷上連盟は返信をしていなかったことがわかった。

 当該メッセージには、代表チームの同僚選手チェ・ミンジョン、キム・アランなどを中傷する内容も含まれていた。

 去る8日、ある韓国メディアはショートトラック韓国代表シム・ソクヒと韓国代表の某コーチが平昌オリンピック当時、やり取りしていたメッセージ内容を公開した。彼女たちが交わしたメッセージにはチェ・ミンジョンとキム・アランに対する悪口はもちろん、八百長を企てるような内容が盛り込まれていた。

 シム・ソクヒはコーチとの対話で「ブラッドバリーにしてやろう」と話した。”ブラッドバリー”とは、オーストラリア男子ショートトラックのスティーブン・ブラッドバリー選手を指しているとみられ、同選手は2002年のソルトレイクシティ冬季五輪の男子1000メートルで5人中5位にいたが、前にいる選手たちが連続で衝突して転倒し、金メダルを獲得した選手だ。

 シム・ソクヒは実際に2018年平昌オリンピック女子1000メートル決勝でチェ・ミンジョンと衝突。チェ・ミンジョンは女子1500メートルと3000メートルリレーで金メダルを獲得していたが、1000メートルで失格となり、3冠を逃した。

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