14日、日本の朝日新聞は「『宿敵』同士が日本語使い応酬」というタイトルの記事を報道した。メディアはユン元総長が与党側を批判する過程で「縄張り」という単語を使ったのに対して、チョ元長官が「親分」という日本語の単語でかみついたと報じた。
ユン候補が11日、クァンジュ(光州)で開いた記者懇談会で、「40年前の尊い犠牲を通じて繁栄しなければならない」述べた。続いて「(進歩系は)何十年も(光州を)縄張りのようにしてきたが、やってあげたことは何もなかった」と叱咤した。
これについて、進歩系のチョ元長官が反発した。ユン候補の言及した「40年前の尊い犠牲」とは1980年5月の光州事件のこと。光州で民主化を要求した学生や市民を軍が武力で弾圧したもので、1987年の民主化につながった。
記事は、チョ元長官が進歩系の「聖地」でユン元総長が放った発言に我慢にならなかったよう、とした。チョ元長官は「ユン候補の宿敵」と表現されており、文大統領の側近であるチョ元長官がいわゆる「検察改革」を押し進める中、検察総長だったユン候補の抵抗を受けた。チョ元長官は、子供の怪しい奨学金と入試不正事件で検察から起訴された。
また、韓国には「モチ(餅)」「ワク(枠)」「ブンパイ」(分配)など、日常で自然に使われる日本語もあること。この他にも発音は異なるが、「忘年会」や「日常茶飯事」など、日本由来の漢字語も少なくないこと。また、このような言葉は、日本語を強要した日帝時代の残滓という批判と韓国の固有語として使用する必要があるという主張、両方あることも伝えられた。
先立って今月11日、チョ元長官は、自分のSNSに「記者懇談会で『縄張り』と日本語を使用したユン・ソギョル。『親分』マインドの持ち主だ」という文を載せて「宿敵」ユン候補にかみついた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88