ソウル市内のノドゥル島で開かれた炭素中立委員会に出席する文大統領=18日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内のノドゥル島で開かれた炭素中立委員会に出席する文大統領=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにする炭素中立(カーボンニュートラル)など気候変動政策を統括する炭素中立委員会に出席し、温室効果ガス削減目標(NDC)について、「われわれの環境でできる最大限意欲的な削減目標」として、「従来の26.3%から大幅に引き上げ、2030年までに2018年比で40%削減する」との方針を明らかにした。 50年までに温室効果ガスの排出量をゼロにする方針を固めたものとみられる。 炭素中立委員会は8月、50年までの温室効果ガスの排出量を18年比で96.3%削減する案と97.3%削減する案、100%削減する案の三つを公開していた。 文大統領は「温室効果ガス削減目標の引き上げは国際社会にわれわれの炭素中立の意志を確実に見せるもの」と強調。「経済の持続成長と国家競争力を高めるためにも一層スピーディーに温室効果ガスの削減と炭素中立の実現に取り組む」とし、「国の命運がかかっている」と力を込めた。 また、「産業界と労働界の懸念が大きいと思うが、企業だけに負担を転嫁せず、政策的、財政的な支援を惜しまない」と述べた。
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