小豆シリアル・きなこチップ…「おばあちゃん味覚」ブーム到来=韓国(画像提供:wowkorea)
小豆シリアル・きなこチップ…「おばあちゃん味覚」ブーム到来=韓国(画像提供:wowkorea)
最近、韓国の食品業界に「ハルメニアル」ブームが到来している。

「ハルメニアル」とは、ハルモニ(おばあちゃん)の方言である「ハルメ」と、1980年代の初めから2000年代初めの間に生まれた「ミレニアル」を合わせた言葉で、おばあちゃんが着て食べる物が好きなミレニアル世代を意味する。

黒ゴマ、小豆、餅などが代表的な食べ物だ。そのため、食品業界でも、これらの材料を用いた食べ物が発売されている。

ケロッグが発売した「チェクス小豆味」が最近注目を集めている。ケロッグは広告モデルとして女優のキム・ヨンオクを前面に出し、「ハルメニアル」ブームを狙った。2週間前に公開されたこの映像は、広告にもかかわらず、現在の再生回数は80万回を超えた。

シリアルだけでなく、パン、アイスクリーム、飲料、菓子など食品全般で「ハルメニアル」を狙った食べ物が増えている。

代表的な成功事例として、オリオンで発売した「コブクチップきなこ味」がある。この製品は発売されて3か月で累積売上40億ウォンを記録した。コブクチップはコーンスープ味、きなこ味、チョコチュロス味があり、その中できなこ味は、月平均10億ウォン台の売り上げを記録している。

オリオンは10代20代の若い世代にとって韓国の伝統菓子が身近で、特に餅の味を好むという点に着目して、この製品を発売したと発表した。

ミレニアル世代が「ハルメニアル」を追求し、昔の食品に熱狂する理由は、レトロの流行とコロナ以降の健康を重視する雰囲気の影響だと分析されている。特に、現在流行している餅、黒ごま、小豆が入った食べ物のほか、他の伝統的なお菓子への関心が今後も続くとの見通しだ。
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