青瓦台(韓国大統領府)は、イタリアで開かれるG20(主要20カ国)サミットにおける日韓・米韓首脳会談の可能性について言及した。

青瓦台の高位関係者は、記者たちよる米韓首脳会談に関する質問に「ムン・ジェイン(文在寅)大統領は今回のG20・COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)で、ジョー・バイデン米大統領とどのようなかたちであれ会う機会があることは予想される」とし「ただ、米韓首脳会談は決定されてはいない」と語った。ことし9月の国連総会でも文大統領はバイデン大統領との首脳会談を推進していたが、不発に終わっている。

またこの関係者は、岸田文雄首相との首脳会談について「わが政府は、新たに発足した岸田内閣と未来志向的な日韓関係発展のために引き続き努力していく」とし「去る15日には電話会談を行なっており、電話会談後 岸田首相は記者会見で『日韓間の意思疎通を確実に続けていかなければならないと考える』と語っている」と答えた。韓国側は7月の東京オリンピックをきっかけとした日韓首脳会談を推進していたが、駐韓日本外交官の不適切発言により日韓首脳会談に対する韓国内世論が弱まったことで、結局実現されなかった。

一方文大統領は今回、イタリア・ローマで教皇フランシスコと29日に会う予定である。青瓦台の高位関係者は「教皇と単独で面談し、韓国と教皇庁の関係発展や朝鮮半島の平和的和解、主要な国際懸案などの共同事案について意見を交換する予定だ」とし「教皇が北朝鮮訪問の意思を幾度も言及されていることから、そのことに関する話し合いも行なわれるものと予想される」と語った。

文大統領はG20出席のため28日に韓国を出国、その日の午後にイタリア・ローマに到着する予定である。

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