韓国大手クーパン、「賞味期限2005年6月」の食用油を配送した疑惑で内部調査を実施(画像提供:wowkorea)
韓国大手クーパン、「賞味期限2005年6月」の食用油を配送した疑惑で内部調査を実施(画像提供:wowkorea)
韓国のEC(電子商取引)最大手の流通会社「クーパン(Coupang)」が、賞味期限が16年も過ぎた食用油を配送したと物議を醸している中、事実関係を把握するために内部調査を進めていることが分かった。

 最近、オンラインコミュニティでは「賞味期限が2005年までの製品が配送されてきた」というタイトルの文章が掲載された。

 掲載者は「クーパンで食用油を2つ注文したが、1つは賞味期限が2005年までだった。それを見ないでそのまま使っていたらと思うと恐ろしい」と主張した。

 また掲載者は、配送の過程で箱が損傷してしまい、低価格で販売されている「訳アリ商品」を注文したとし、返品を要請したクーパンの注文内訳と共に実際に受け取った物の写真を掲載。

 公開された写真では、1.8リットル入り食用油のボトルの裏側に「賞味期限2005.06.29」と書かれているのが分かる。

 これに関して、クーパン関係者は「2005年に賞味期限が満了した商品が入庫される可能性はないことを確認した。現在、原因を明らかにするため、内部調査を徹底して進めている」と明らかにした。

 これを見たネットユーザーは、クーパンが行なっている「無条件に無料返品」という返金制度を悪用して返品された製品がそのまま再販売されて起きたことではないかと推測している。

 一方、クーパンは2010年、韓国で起業し「amazon」を彷彿とさせる成長を見せていた。赤字状態が続く危機もあったが、日本の孫正義氏が積極的な投資で助け、2021年には米国で上場を果たした。

 ただ、韓国EC市場に対する過剰な独占状態が続き、また安全管理の不足で大勢の労働者が犠牲となった倉庫の火事も発生し、韓国社会からはバッシングの動きもある。


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