「1時間早く出勤して上司にコーヒー準備」自殺した公務員母の涙=韓国(画像提供:wowkorea)
「1時間早く出勤して上司にコーヒー準備」自殺した公務員母の涙=韓国(画像提供:wowkorea)
先月、自殺した韓国の大田(テジョン)市役所の公務員Aさんの遺族が、「大田市役所に通っていると喜んでいた子供が、大田市役所に通うことで死んでしまった」と主張し、関連者への懲戒処分を求めた。

 YTNによると、先月、自殺をしたAさんが友人Bさんと交わしたカカオトークの会話の一部が公開された。Aさんは今年1月、公務員として採用され、大田市のある部署から発令を受けた。今月26日、Aさんは休職申請を翌日に控え、自殺した。

 BさんはAさんと交わしたカカオトークメッセージを公開し、「採用後、最初は大変そうだったが、友達(Aさん)の性格上、几帳面で仕事もできて、すぐに慣れると思い、大きな心配もしていなかった」とし、「7月に新しい部署移動が発令された後、急に毎日連絡していた友達から連絡が途絶え、何をしているのか聞くといつも『夜勤をしている』という返事が来るようになった」と明らかにした。

 Bさんは「若いという理由で無視され、一人だけ行政職公務員であるため周りの人たちが協力してくれない」「あいさつもしてくれない」「軍隊にいた時よりも人扱いもしてくれない」などとよく言っていた」と話した。

 Bさんは「私はAさんに病院の診断と処方、休職を勧めたが、友達は診断と処方を受けて休職する前日に天国に行った」とし「病院の診療記録には『嘲笑して無視する』『コーヒーを入れて来いと言う』など、話にならない内容が書かれていた」と暴露した。

 遺族側は「Aさんが規定時間より1時間早く出勤して上司から『飲み水とお茶、コーヒーなどを用意しろ』と指示を受けており、A氏がこれを断るといじめられた」と主張した。26日、Aさんの母親は大田市役所の北門前で記者会見を開き、「25歳の息子を死に追いやった者に対する懲戒処分が一日も早く行われなければならない」と訴えた。

 Aさんの母親は「今年7月に新しい部署に発令されてから3か月後に子どもが自殺した。直属上司はもちろん、部署員たちの無視、いじめ、過重な業務負担のためだった」とし「息子はいじめ発言をする同僚たちと12時間一緒にいなければならなかった」と主張した。

 続いて「透明人間扱いする同僚に自尊心を踏みにじられた。彼らは自分の息子を透明人間として扱い話しかけず、チーム内で孤立させて苦しめた」と話した。

 遺族側は加害者に対する監査・懲戒手続きや職場内のいじめによる対処、市庁舎内の追悼碑建設などを要求し、大田市長と監査委員長に陳情書を渡した。
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