ムン大統領はローマ・ヌーボーラコンベンションセンターで開かれたG20首脳会議「国際経済および保健」セッションで、「すべての国のワクチン接種率を同時に高めなければ、防疫状況の安定的管理と完全な日常回復は難しい」とし、このように述べた。
続けてムン大統領は「グローバルワクチン製造ハブとしての生産力をさらに高める」とし「新しいワクチンと治療剤開発にも力を入れ、国際保健協力体系強化論議が進展することを願う」と述べた。「ウィズコロナ」の施行を控え、防疫などの経験も共有すると約束した。
ムン大統領は「世界経済の回復のための政策協力が切実だ」とし、△低所得国に対する支援策具体化△グローバルマクロ政策の協力強化△自由貿易の復元とグローバル供給網安定のためのWTO改革△デジタル経済転換対応のための共同規範作成を提案した。
続いて「コロナによって全世界が危機に直面したが、私たちは以前よりもお互いに協力できる」とし「各自が生き残ろうとすることでは決して危機を乗り越えられない。包容的で持続可能な世界のため、G20の責任感がさらに高まることを望む」と述べた。
同日の会議に出席した国家首脳や国際機関の首長らは、コロナ克服に向け、「2022年半ばまでに全世界人口の70%に対するワクチン接種を完了する」という目標に合意し、未来の保健脅威に効果的に対応するための、グローバル保健ガバナンスの強化案について議論した。
またパンデミック・気候危機による世界経済の危険に対する認識を共有し、マクロ政策の方向性における協調など経済の回復傾向を持続するための政策案についても議論する一方、包容的な経済回復のための低所得国の貧困緩和支援や気候変動への対応など、中長期的な課題に対応するための国際社会の支援策についても議論した。
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