有名映画監督、18年前の「me too」に反訴「1人でいる部屋に彼女が入ってきた」(画像提供:wowkorea)
有名映画監督、18年前の「me too」に反訴「1人でいる部屋に彼女が入ってきた」(画像提供:wowkorea)
ある女性が18年前、有名映画監督から性的暴行被害に遭ったと告訴し、警察が捜査に乗り出した中、加害者とされた監督が事実無根だと反訴した。

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 2日、韓国の警察などによると映画監督Aは前日、ソウル・ソデムン(西大門)警察署に虚偽事実の摘示による名誉毀損(きそん)と脅迫の疑いで、被害女性Bさんに対する訴状を提出した。Aは近く、誣告(ぶこく)の疑いで追加告訴する予定だという。

 BさんはAとの通話記録を警察に証拠物として提出。この録音データにはことし7月にBさんがAに電話をかけて、「ホテルで私の腕を引っ張ってベッドに連れていったこと、その性的暴行の部分を正確に覚えている」という内容が含まれている。

 これに対してAは「私はなぜ反対に覚えているのか」とし、「1人で寝ているところにBさんが入ってきたと記憶しているのは、偽物を覚えているのか」と反論した。

 これを前にBさんは先月27日、ソウル西大門警察署に強姦(ごうかん)致傷などの容疑でAを告訴した。外国に居住しながら事業をしていたBさんは2003年10月ごろ、知人の紹介で現地でAに初めて会って酒の席を共にした後、Aが自分が宿泊していたホテルに呼んで性的暴行し、傷害を負わせたと主張している。この過程でBさんはAに下着をプレゼントしてもらったことがあるという。

 Bさんは事件当時、周囲の視線などで告訴できず、胸にしまって過ごしていたが、 2018年に韓国芸術界で「me too」運動が広がったことで、被害の記憶がよみがえり、精神科の治療などを受けたという。


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