ネットフリックス副社長が訪韓、放送委員会・科学技術情報通信部・文化体育観光部・国会と面談へ(画像提供:wowkorea)
ネットフリックス副社長が訪韓、放送委員会・科学技術情報通信部・文化体育観光部・国会と面談へ(画像提供:wowkorea)
「プラットフォームと制作会社間の公正な契約と、合理的なネットワーク利用料の賦課(ふか)を」というムン・ジェイン(文在寅)大統領による主張を受けたものなのか。米ネットフリックスで公共政策を担当するディーン・ガーフィールド公共政策部門バイスプレジデントが訪韓し、2日午後の放送通委員会キム・ヒョン副委員長を皮切りに、与野党の国会議員、科学技術情報通信部および文化体育観光部の次官と面談する。

ネットフリックスは「コンテンツに関する協力方針」について韓国政府と国会に説明するという趣旨で、ガーフィールド氏との面談を要請していた。

ガーフィールド氏は「自由で開かれたインターネット環境でこそ、次なる『イカゲーム』が誕生し花を咲かせることができる。次なる『イカゲーム』は無料インターネットにかかっている」と主張し波紋が広がっていた。

同氏は「当社のコンテンツデリバリネットワーク(CDN)であるオープンコネクトは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)にとっては有用なものだが、韓国最大の企業の1つであるSKブロードバンドはその事実から顔をそむけている。消費者とコンテンツ提供者がすべてを支払っているのであり、これら二重の支払いを受けることが可能になるため」と発言した。

しかし、これは真実とはほど遠い。ネットフリックスと同様に自社CDNを保有する米フェースブックはネットワーク利用料を支払っているほか、米ディズニープラスと米アップルTVはCDN業者を通じて間接的に支払っているためだ。

ネットフリックスは内在化したCDNといえる日本および香港の自社OCAサーバーから韓国に配信する際、SKブロードバンドの回線を利用しながらもネットワーク利用料を支払っていないことから、関連の訴訟の一審では敗訴した。

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