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3日、ソウル市によると、市は今月末までカカオタクシーの乗客選択や加盟タクシー優先配車サービスなどを点検する現地調査を行う。タクシーのプラットフォームが稼働したが、乗客がタクシーを「選択する」のではなく、「選択されてしまう」副作用が多いという。この状況に初めて実態調査に乗り出すというわけだ。
ソウル市は、タクシーのプラットフォームを掌握するカカオTの配車有料メンバーシップを見直すため、管轄の国土交通部(部は省に相当)に制度の改善を要請する計画だ。現在、全国加盟タクシー2万9820台のうち、カカオ自社加盟であるカカオTブルータクシーは2万3271台(2021年6月時点)で80%に迫っている。地域別では、ソウルは73%、インチョン(仁川)・クァンジュ(光州)・テジョン(大田)・カンウォン(江原)・キョンサンナムド(慶尚南道)など10の市や道は100%になるなど、独占的な状態だ。
市はもとより加盟タクシーによって市場支配的地位を持ったカカオTが非加盟の一般タクシードライバーを相手に有利な事業者になることを警戒していた。一般ドライバーを対象に、月9万9000ウォン(約9500円)の利用料で目的地やその地域に優先配車するシステムが、タクシー業界混乱の原因と指摘される。
ソウル市が、今月中に管轄の国土交通部に当該制度廃止を建議すると、両機関は制度の廃止などを議論する方針だ。国土交通部の関係者は「問題点が明白だと判断された場合、制度改善命令を下す方針を検討することになる」と話した。
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