青瓦台の高位関係者はこの日、文大統領のハンガリー国賓訪問中に取材陣と会い、「日本の首相のCOP26参席が最終段階で決定され、英国グラスゴー滞在も非常に短かった」と述べた。両国の首脳が会うには時間が短すぎたという。
この関係者は、「韓国政府は日韓関係の未来志向的な発展のため共に努力していこうという立場に変わりなく、首脳会談を含む対話は開かれているという立場」とし、「今後どんなチャンスが訪れるかわからないが、両国首脳が会談できるチャンスを探す」と話した。
文大統領と岸田首相はCOP26で動線が重なり遭遇する可能性が予想されたものの、実現しなかった。岸田首相は、2日に文大統領が関連日程を終えハンガリーに出発するわずか数時間前に英国に到着した。
岸田首相は英国に到着した当日、米国のバイデン大統領と「短時間会談」を行い、英国のジョンソン首相とも会談するなど、忙しく動いた。
この関係者は、米韓首脳会談が霧散となったことについても、「文大統領が主要20カ国・地域(G20)首脳会議、世界的なサプライチェーン(供給網)の問題に関する首脳会議、COP26などをきっかけにバイデン大統領と会い、朝鮮半島の平和について議論し親交を深めるきっかけをつくった」と主張した。文大統領はイタリアで開かれたG20首脳会議の期間中、バイデン大統領と首脳会談の代わりに2~3分の短い対話のみを行った。
関係者は、「文大統領は5月のバイデン政権発足後、外国の首脳としては2番目に訪米し、最高の首脳会談と評価される会談を行い、豊かで多様な成果を得た」とし、「その後、両国は首脳会談での合意事項の履行、および後続協議を各級で緊密に行い協議している」と話した。
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