韓国　きょうのニュース（１１月５日）

◇韓国最大野党の大統領選候補に尹錫悦氏　党員投票で圧勝　韓国の保守系最大野党「国民の力」は５日、来年３月に実施される大統領選の公認候補に尹錫悦（ユン・ソギョル）前検事総長（６０）を選出した。尹氏は検察改革などを巡って文在寅（ムン・ジェイン）政権と対立し、今年３月に検事総長を辞任した。政治経験のない同氏は、６月の出馬表明からわずか４カ月余りで最大野党の看板を背負い大統領選を戦うことになった。◇政府が首都圏に病床確保行政命令　コロナ感染者増加に備え　韓国政府は５日、国内で新型コロナウイルスの１日当たりの新規感染者数が７０００人に達しても医療対応が可能な状態にするため首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）に「病床確保行政命令」を出すと発表した。中央災難（災害）安全対策本部の柳根赫（リュ・グンヒョク）第１総括調整官（保健福祉部第２次官）はこの日行われた同本部の会議の冒頭、「非常事態までを念頭に置きながら医療現場の対応力をあらかじめ補強する」と述べた。柳氏は「１日に７０００人の新規感染者が発生しても対応できるよう首都圏に病床確保行政命令を出す。状況に応じて１日当たり１万人の新規感染者が発生しても対応できる水準にまで病床を拡充していく」との方針を示した。 ◇１８歳以下にも「防疫パス」適用？政府「検討していない」　政府が、新型コロナワクチンの接種完了またはＰＣＲ検査での陰性を確認できる「防疫パス」適用の対象を１８歳以下拡大する方向で検討を進めているとする一部メディアの報道について、事実ではないと明らかにした。中央事故収拾本部は５日、屋内スポーツ施設やカラオケボックスなど感染リスクが高い施設を利用する際に提示しなければならない防疫パスの適用対象に１８歳以下の青少年を含めることは現時点では検討していないと説明した。政府は新型コロナワクチン未接種者に対する差別が起きないよう１８歳以下、新型コロナが完治した人、医学的な理由でワクチン接種を受けられない人は防疫パス適用の例外としている。◇ＹＧエンタ創業者　Ｂ．Ｉの捜査妨害を否定　違法薬物を使用した罪で有罪判決を受けた韓国男性グループｉＫＯＮ（アイコン）の元メンバー、Ｂ．Ｉの捜査を妨害した罪で起訴された大手芸能事務所ＹＧエンターテインメントの創業者、梁鉉錫（ヤン・ヒョンソク）前代表プロデューサーの初公判が５日、ソウル中央地裁で開かれた。梁被告は２０１６年、Ｂ．Ｉの知人が薬物使用容疑で逮捕された際に警察の取り調べでＢ．Ｉの薬物購入疑惑について供述したことを受け、この知人を懐柔・脅迫し、Ｂ．Ｉの捜査を妨害した罪に問われた。梁被告の弁護人は「被告が（Ｂ．Ｉの）知人と会ったことは事実だが、うその供述をするよう脅迫したり強要したりはしていない」とし、無罪を主張した。梁被告は裁判長から弁護人と同じ意見かと尋ねられると「そうです」と短く答えた。