【東京聯合ニュース】超党派でつくる韓日議員連盟の朝鮮通信使委員会に所属する与野党の議員が16日、日本を訪問した。 20日まで滞在する予定で、東京や静岡で日本の政界関係者と面談し、韓日関係の改善を模索する。朝鮮通信使は朝鮮王朝時代に日本に派遣された外交使節で、両国交流の象徴とされる。 今回訪日したのは朝鮮通信使委員会の委員長を務める鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長(野党「国民の力」)や国会外交統一委員会野党幹事の金碩基(キム・ソッキ)議員(国民の力)、金栄珠(
キム・ヨンジュ)議員(与党「共に民主党」)ら6人。同委所属議員が日本を訪問したのは2018年8月以来。 この日午後、成田空港から入国した一行は、東京で開かれた在日本大韓民国民団(民団)の懇談会に参加した。 17~18日には日韓議員連盟の額賀福志郎会長、河村建夫元官房長官、日韓議連の中川正春運営委員長らと面談する予定だ。 18日午前には衆議院議員会館で朝鮮通信使に関する韓日の合同会議を開く。 18日午後に静岡県に移動し、19日に川勝平太静岡県知事、細野豪志議員(自由民主党)らと面談し、20日に帰国する。 鄭氏は聯合ニュースの取材に対し、「朝鮮通信使委員会の活動を(3年ぶりに)再開することによって膠着(こうちゃく)状態にある韓日関係(を動かすため)のモメンタムを作るのが目的」とし、「朝鮮通信使委員会の訪日活動が韓日(関係を改善するため)の呼び水になることを期待する」と話した。 また、2002年に両国がサッカーワールドカップ(W杯)を共同開催してから来年で20年になることを記念し、日本側に両国の国会議員によるサッカー大会の再開を提案する考えを示した。 一方、金氏によると、日本滞在中に岸田文雄首相や自民党の茂木敏充幹事長、林芳正外相らと会談する予定は「現時点ではない」という。
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