中国 35歳女性飛び降り自殺…ノーリードでの犬の散歩でトラブル=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国 35歳女性飛び降り自殺…ノーリードでの犬の散歩でトラブル=中国報道(画像提供:wowkorea)
13日未明、湖北省武漢市に住む35歳の女性A氏が、自宅マンションの32階から飛び降り死亡した。自殺とみられている。

A氏はこの2か月、同じ団地内に住み犬を飼っている老人B氏との間でトラブルが生じており、A氏の遺族はそれが自殺の原因ではないかと主張している。

澎湃新聞の取材によると、A氏はことし9月にノーリードで散歩している犬に追われ、道端にあった木の棒で犬を追い払った。もともと犬が苦手なA氏は怖い思いをしたという。ところが、A氏の行為に腹を立てた犬の飼い主B氏が、A氏を殴ったり暴言を浴びせるなどしたのだ。その後2か月間、B氏はA氏と会うたびに暴行暴言などを繰り返した。

11月12日午前7時過ぎ、A氏は団地住民たちのグループチャットに「団地内でリードをつけないで犬を散歩させているおばあさん(B氏)とその友達が、毎朝私が出勤するときに道を塞いで殴ったり文句を言ってくる」と書き込んでいる。また、「おばあさんは『私は今日も散歩紐なしで犬を散歩させているよ、殴ってみなさいよ』と挑発してくる」と訴えている。

A氏はこの2か月の間、団地内の管理事務所などにB氏とのトラブルについて相談したが、管理人は「(犬のノーリードでの散歩については)注意喚起はしている」と言うだけで、特に問題解決には至らなかった。

A氏はこの日「おばあさんが誤魔化したって構わない。私は命をかけて訴える。私が死んだら彼女たちは一生安泰には生きられないでしょ…二度と犬をリードなしでは散歩させない」とも話していた。そして翌日13日、彼女は実際にマンション上階から飛び降りてしまう。

A氏の遺族は、「(A氏が)リードをつけないで犬を散歩させるB氏から長期に渡り嫌がらせを受け、どこに訴えても無視された。だから彼女は“死”をもって“ノーリードでの犬の散歩”問題を解決しようとしたのだ」と訴えている。遺族は現在、弁護士を選任し法的対応の準備をしているという。

A氏の自殺後、トラブルを起こしていたB氏はすでに引っ越し団地を去っている。A氏の住んでいたマンション前には、同じ団地内に住む多くの住民たちが献花に訪れ、A氏の死を悼んでいる。

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