イ候補は「選挙対策委員会の全面的な改編」カードを出したことにより支持率が上昇した一方、ユン候補は約3週間続いている選挙対策委員会構成における党内部の葛藤により足を引っ張られている状況だと分析されている。
韓国政界の内外では「与野党候補に特別な失言などの失敗がない状況では、“選挙対策委員会”の構成が支持率に影響を与える」という見方が出ている。
イ候補は “新たな民主党(与党)”を宣言し「モンゴル軍のように素早いスピードで団結を成さなければならない」として、“選挙対策委員会の全面的刷新”を宣言した。これは、これまでの巨大な選挙対策委員会が「各種の懸案に機敏に対処できずにいる」という批判が続出している中、投げ入れた勝負カードである。
一方ユン候補の場合、選挙対策委員会構想をとりまくキム・ジョンイン(金鍾仁)前非常対策委員長との葛藤が長引いていることで、足首をつかまれた状態である。
政界関係者は「ユン候補の場合、選挙対策委員会の構成過程で、ある程度神経戦を繰り広げても葛藤が一段落し正式に発足すれば、むしろまた別のコンベンション効果(政治的イベントなどを通して支持率が上昇する現象)を発揮することになるが、今はあまりにも葛藤が長引き国民たちに疲労感を生じさせている側面がある」と語った。
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