イ・ヨン の最新ニュースまとめ
イギリスのチャンネル4は、ロンドンのオックスフォード大学モードリン・カレッジ講堂で慰安婦ドキュメンタリー「Justice for Japan’s wartime sex slaves」の特別上映会を開催した。
またアメリカの元慰安婦人権団体「賠償と教育のための慰安婦行動(CARE)」とイギリスデジタル考古学研究所(IDA)は、イ・ヨンスさんと共に回想インタビューを行った。
イ・ヨンスさんは、IDAのマイケル所長、ドキュメンタリーを制作したロバーツ監督と共にしたインタビューで「日本は弱い国の人を連れて行き、戦争の道具、性の道具として扱った。このようなことが二度とあってはならない」と述べた。
ロバーツ監督は、日本に9年間滞在しながら慰安婦問題に関心を持ち、チャンネル4の由緒ある番組「Unreported World」シリーズの一環としてドキュメンタリー映像「Justice for Japan’s wartime sex slaves」を制作。
ドキュメンタリーを通じて日本が第二次世界大戦中にアジアで人身売買や性的搾取を行なった「慰安所」制度の犠牲になった数十人たちを取材し、生存者の1人であるイ・ヨンスさんを紹介した。
チャンネル4は、イ・ヨンスさんを支援するテグ(大邱)市民の集まりの助けを借りて、ソウルや大邱を行き来しながら密着取材をした。
ドキュメンタリーにはイ・ヨンスさんの証言、慰安婦問題の国際司法裁判所回付を訴える最近の活動、慰安婦の歴史のわい曲を批判する内容が含まれている。
ロバーツ監督は「慰安婦問題は論戦の余地がない歴史的事実。旧日本軍によって強制的にまたはだまされて数多くの女性が慰安婦として連れていかれたということに同意する」と伝えた。
さらに慰安婦問題は日韓両国の問題ではないという点をはっきりさせ、「全世界の性的暴行の被害者が望む正義を実現するための一番広範囲な闘争に関することだ」と指摘した。
またイ・ヨンスさんは「ムン・ジェイン(文在寅)大統領の任期が終わろうとしている。初めから慰安婦問題を解決すると約束してもらったのに、解決がすごく遅れている。私は時間がない」とことし中に国連拷問等禁止委員会(CAT)への回付を要請した。
慰安婦問題をICJに回付しようとすると、日韓両方の同意が必要だが、CATを通じてなら日本の同意がなくても手続きを踏んでいけるとイ・ヨンスさん側は主張してきた。
イ・ヨンスさんは日韓関係について「明白に歴史をわい曲していることを正さなければならない。日本と交流しながら正しい歴史を知っていき、親しく過ごしていけたらというのが願いだ」と語った。
一方、ドキュメンタリー映像「Justice for Japan’s wartime sex slaves」は、チャンネル4のYouTubeチャンネルにも掲載されている。
イ・ヨンスさんは、ドキュメンタリーについてツイッターで「名誉回復と正義のために戦う私と各国の慰安婦生存者たち、そして亡くなった被害者たちの話を広く伝えてくださり、本当にありがとうございます」と明らかにした。
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