最近、米国の市場調査企業「J.D.パワー」が発表した「2021EV経験研究」という発表によると、多くの消費者がEVのコストパフォーマンスに対して否定的だという。
研究によると、最近新車を購入した米国消費者10人に2人はEVの購入を考慮した。一見、肯定的に見えるが、同様比率の消費者らは、EVの購入は全く考慮せず、エンジン車を選んだ。
草創期のEVが難解なスタイルで、短距離通勤車がほとんどであったため、多くの関心を集められなかった。
特に最近、人気を集めているスポーツユーティリティー車両(SUV)やピックアップトラックのセグメントで、EV製品がほとんどないという点が、重大なハードルとしてあげられた。ただ、最近GMとフォードがEVのピックアップトラックを発売し、テスラやリビアンなどEVの新生会社も後に続いている。フォードやフォルクスワーゲンがそれぞれ、マッハEやID.4などのEVクロスオーバーを発表し、状況は変わっているようだ。
また、他のハードルとしては充電のインフラや走行距離、車両価格などがあげられる。
EVの購入を嫌う消費者のうち約33%は、50マイルごとに公共充電器が設置されなければ、EVを購入できないと感じている。これまでEVを購入した消費者の多くは、家庭内に充電設備を有するケースが多かった。
普通、購入者は新しい技術を先に利用するのに、より多くの費用を支払う用意がある。しかし、EVの場合、全く新しい技術と認識されることがより大きなハードルになっている。
単純に価格表上の価格ではなく、総所有費用上の比較をしてこそ、EVの魅力が浮き彫りになる。EV補助金とメーカーへのインセンティブは、低い燃料価格とともに全体の所有費用を下げる要因だ。
EVに乗ってみることもEVの購入力を高められる。研究結果によると、EVに乗車した経験のない人は7%だけがEVの購入を真剣に考慮した。乗車経験のある人のうちEVの購入を考慮する割合は20%で3倍近く高かった。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 104