韓国最大野党の大統領候補が、労働界と青年層からの支持を得るため本格的に行動する。

まず、国民の力のユン・ソクヨル(尹錫悦)大統領候補は、15日に韓国全国民主労働組合総連盟(韓国労総)の指導部と懇談会を行う。4日に韓国労総委員長と面談してから約10日ぶりに再訪問する。

尹候補は、同日午前10時、ソウルヨンドゥンポ(永登浦)区の会場において、指導部と懇談会を行う。この場で、尹候補は、韓国労総が政界に要求してきた5人未満の事業社に対する労働基準法の適用をめぐる問題と公共部門の労働理事制、タイムオフ制(労働時間免除制度)等について議論するものと思われる。

尹候補が初期から弱者との同行を取り上げてきただけあって、労働に関する懸案の立場に変化を見せるのか注目される。尹候補は、保守系の野党大統領候補者としては異例で、経営者を代弁する大韓商工会議所や全国経済人連合会などを訪問する前に労働界を訪問している。これは、尹候補が週52時間制と最低賃金制などに対して否定的な意見を示し、反労働的であるという批判を払拭するための試みに見える。

また、午後3時には、ソウルソンドン(城東)区に所在するガオン両親福祉協議会を訪問し、弱者との同行に取り組む。午後5時には、ソウル中区に所在するロッテホテルで開催される韓国国際物流協会フォーラムに出席する。

この日、第3勢力の候補らは、大学生との疎通を図る。国民の党のアン・チョルス(安哲秀)大統領候補は、午後6時に慶煕大学総学生会の招請トークコンサート「慶煕の質問に安哲秀が回答する」に参加し、今次大統領選挙のキャスティングボートを握った大学生らと面会する。キム・ドンヨン(金東ヨン)元経済副総理も、同日午後2時30分から東国大学の招請トークコンサート「東国の質問に金東ヨンが回答する」に参加する。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 110