◇済州島の沖合でM4.9の地震 余震13回 済州地方気象庁と済州消防安全本部によると、14日午後5時19分ごろ済州島の西帰浦沖でマグニチュード(M)4.9の地震が発生してから、15日午前5時半までの約12時間に計13回の余震が発生した。マグニチュードは1.3~1.7。これまでに済州消防安全本部に入った通報件数は計114件で、このうち被害が発生したとの通報は4件だった。これらは全て済州市内からの通報で、ベランダのタイルや窓の割れ、住宅の壁の亀裂、台所の床の傾きなどだ。◇政府と与党 新型コロナ防疫強化巡り緊急協議へ 政府と与党「共に民主党」は15日午後、国会で新型コロナウイルス関連の緊急協議を行う。新型コロナ防疫強化策が議論されるとみられる。これに先立ち、共に民主党の大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事は緊急声明を発表し、「社会的距離の確保」の強化と小規模事業者・自営業者に対する補償や支援のほか、ワクチンの副反応に対する補償などを行う「ワクチン国家責任制」の導入などを求めた。◇北朝鮮 金日成主席の実弟が死去 北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、故金日成(キム・イルソン)主席の実弟、金英柱(
キム・ヨンジュ)最高人民会議常任委員会名誉副委員長が死去したと報じた。同通信は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が金英柱氏の死去に哀悼の意を表し、故人の霊前に弔花を送ったと伝えた。1920年生まれの金英柱氏は金主席の後継者選びの過程で、おいの故金正日(キム・ジョンイル)総書記と権力争いを繰り広げ、70年代半ばから90年代の初めまで慈江道に「島流し」にされていた。◇来年の住宅公示価格 今年の上昇分上回る見通し 今年の住宅価格の急騰により、来年度(1~12月)の住宅公示価格が大幅に上昇することが予想され、保有税や健康保険料などの引き下げを巡る議論とあいまって大統領選の行方を左右する問題として浮上している。国土交通部によると、政府は今月23日から、標準単独住宅(一戸建て)約23万戸の公示価格をはじめとする来年1月1日付の不動産公示価格を公開する。来年度の単独住宅公示価格は、今年の住宅価格が大幅に上昇したのに加えて現実化率(相場に対する公示価格の割合)も上方修正されたことで、今年の住宅価格の上昇分を上回る大幅な上昇が避けられない見通しだ。
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