フランス、クリスマス前の国境統制強化「18日から英国発入国禁止」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
フランス、クリスマス前の国境統制強化「18日から英国発入国禁止」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
フランスが、英国の観光客の入国を遮断し、国境統制を強化することにした。英国とヨーロッパ内のオミクロン感染が急増している中、年末年始連休シーズンを控え、先制対応に乗り出したのだ。

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16日(現地時間)ファイナンシャルタイムズ(FT)などによると、フランス政府はこの日、18日から、英国からの観光客を対象に、新たな入国制限措置を施行すると発表した。

フランス政府は「英国からフランスに入国する人々は、必ず“必須の訪問事由(Essential Reason to visit)”がなければならない」と、事実上非必須事由による入国を禁止した。

フランスは現在、フランス国民と居住者、そしてその家族のみを入国対象として規定しており、学生や医師など、職業に関連した場合、例外的に入国を許可している。観光または出張等による入国は、非必須事由に該当する。

今回の決定により、英国からフランスに入国する人は、出発24時間以内にPCR検査を受けなければならない。現在は48時間以内としている。また、入国後7日間の自宅隔離については、陰性結果が確認されれば、隔離期間は2日間に短縮される。入国者の自宅隔離の有無や、検査結果の提出などは、オンライン登録システムを通じて追跡する。

フランス政府は、このような入国規制を強化した根拠として「英国政府が、数日以内にオミクロンが津波のように英国全域に拡散すると発表した」と英国の決定を提示した。

英国保健安全庁(UK HSA)は、英国でオミクロン感染が急速に拡大しているとし、1日に20万人が感染する可能性があると警告した。この日基準、英国内の新規感染者は、8万8376人と集計された。

一方、フランス政府は、クリスマス旅行シーズンを控え、感染拡大に備えてブースターショット接種を加速するとともに、大々的な取り締まりに着手することにした。これにより、ナイトクラブが閉鎖され、学校防疫規定も強化される。ただし、通行禁止や封鎖は施行しないことにした。

マクロン大統領はこの夜、テレビインタビューを通じて「クリスマスと新年の間に、病院システムに非常に強い圧迫があるだろう」と強調した。フランス政府報道官もBFM TVとのインタビューで「ブースターショット接種のため、できるだけ多くの時間を確保するよう、オミクロン株拡大を遅らせることがカギ」と述べた。

これに関連して、FTはフランス病院と医療従事者を引用して「一日1000人以上の新型コロナ患者が入院している」とし「これらは集中治療室の使用が追加されない限り、今月末には限界収容人員に近づくと懸念している」 と伝えた。

フランスでは、6週間にわたり新規感染者が急増した。平均で一日に約4万5000人の感染者が出た。感染者の95%は依然としてデルタ変異株だが、今後数週間以内にオミクロンに変わるだろうと専門家たちは見ている。
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