ワクチンが来年には供給過剰、どうなる開発中の韓国産ワクチン=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ワクチンが来年には供給過剰、どうなる開発中の韓国産ワクチン=韓国報道(画像提供:wowkorea)
グローバルバイオ大手による2022年におけるワクチン生産計画は、計115億ドーズと展望されている。ロシアで承認されたワクチンの生産量まで含めれば来年、世界のワクチン生産量は200億ドーズを大幅に超えると予測される。世界の人口は約78億人だが、1人あたり2回接種してもワクチンが余るとみられる。

資産運用会社の代表は、グローバルバイオ大手が「9~10月から手持ちのワクチンの量を大幅に減らし始めた」と話している。

韓国政府は当初、韓国のワクチン開発会社が第2段階の臨床試験を終え、第3段階に着手した時点で購入することを約束した。しかし8月、唯一第3段階に入ったSKバイオサイエンスの「GBP510」購入との知らせは4か月以上経った今でもない状態だ。

また感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)とビル&メリンダ・ゲイツ財団から支援を受けたとの理由で、政府がSKバイオサイエンスに支援した金額は30億ウォン(約2億8718万円)に過ぎない。

業界では積極的な政府の支援を要請している。バイオ企業の関係者は「SKバイオサイエンスは英アストラゼネカから生産を受託して比較試験のワクチンを確保したが、中小企業は自社でグローバル大手のワクチンを臨床用に入手するのが難しい。政府に何度か助けを要請したが、実際にはまだ支援がない」と話した。

また別のバイオ企業関係者は「ワクチンが2年以上販売されず、ウィズコロナ失敗説が出ているのは、政策の方向性がないから。政府が方向性を持ってワクチン開発戦略を立てるべき」と話した。



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