デビューメンバーに選ばれた7人。前列左からパン・テフン、イ・チャンソン、キム・ジソン。後列左からソ・ソンヒョク、イ・ジェジュン、キム・ヒョンヨプ、イム・ジュアン。(画像:画面キャプチャ)
デビューメンバーに選ばれた7人。前列左からパン・テフン、イ・チャンソン、キム・ジソン。後列左からソ・ソンヒョク、イ・ジェジュン、キム・ヒョンヨプ、イム・ジュアン。(画像:画面キャプチャ)
サバイバルオーディション「極限デビュー野生ドル」(MBC)が今月16日に生放送され、ついにデビューメンバー7人が決定。全13話で展開された戦いが幕を閉じた。

ソンギュ(INFINITE) の最新ニュースまとめ

この日はキム・ジョングク、イ・ソンビン、イ・ヒョニがMCを務め、これまでプロとして野生ドルたちをサポートしてきたソンギュ(INFINITE)、キム・ジョンワン(NELL)、Jun. K(2PM)、ヒョヨン(少女時代)、タイガーJK、BIZZY、スンヒ(OH MY GIRL)、イェリン(元GFRIEND)、振付師のリア・キムとチェ・ヨンジョンが最後のステージを見守った。

ここまで残った野生ドル14人の中からデビューできるのは7人。これまでのミッションの累積点数(生放送でのプロの“ワンピック”点数含む)70%と視聴者投票30%(事前オンライン投票+生放送メール投票の合算)で決定するというルールだ。

番組前半は、野生ドルたちによるステージパフォーマンス。初めてのタイトル曲「Born to be wild」でオープニングを飾り、ステージバトル曲の「ANSWER」と「No thanks」、2番目のタイトル曲「Diving to the top」、ポジションバトル曲の「Number」、「FOOLS+Believer」、「Sherlock(Clue+Note)」などこれまでのミッション曲を次々と披露。そして、新曲「Last Chance」と「If you can hear me」も初公開。特に、「If you can hear me」では、歌いながら感極まって涙を見せるメンバーもいるなど、14人がお互いを労い合うようにハグをし、感動的な雰囲気に包まれた。

そして、番組後半ではデビュー組のグループ名は、韓国を越え、世界で活躍するという抱負を込めた「To All Nations」の略字である「TAN」に決まったことが明かされた後、「TAN」としてデビューするメンバーの発表へ。6位から1位まで発表した後、最後に7位を発表するという流れだった。前週までのミッション累積点数では、デビュー圏内の上位7人は1位からパン・テフン、イ・チャンソン、イ・ジェジュン、イム・ジュアン、キム・ジソン、ユン・ジュンヒョプ、ソ・ソンヒョクの順。

これが生放送の評価、投票でどう変わるのか。プロ10人の“ワンピック”点数は1人20点ずつで、リアルタイムメール投票は1票が7点で計算されるため、このファイナル生放送で得た点数が大きく影響するだろうとみられていたが、結論から言ってしまうと、大方の予想通りの結果。ドンデン返しはなかった。

最初に発表された6位に、前週9位だったキム・ヒョンヨプが入ったのが、ちょっとしたサプライズといえばサプライズなのだが、キム・ヒョンヨプはミッション順位では上位圏ではなかったものの、オンライン投票で毎週1位を獲得する絶大な人気を誇っていたので、デビューメンバー入りするだろと予想されていた。むしろ、入らなかったら、ファンから猛抗議があったことだろう。

そして、5位から3位まで淡々と発表が終わり、1位候補の発表となったところで、MC側からのインタビューが入り、前週までトップを争っていたパン・テフンとイ・チャンソン、さらにイム・ジュアンが心境を聞かれたのだ。結果論になってしまうが、この時点で残る枠は1、2、7位の3人であり、このタイミングで3人にだけ話を聞くということは、残りの枠はこの3人で決まりなのだろう、と見ている方はある程度、想像できそうなものだ。実際に、この3人がデビューメンバーとして名前を呼ばれた。

たしかに、デビューメンバーが発表されるたびに、他のメンバーたちがその人のところへ行ってハグをしたり、祝福したり、全員が一つになって喜び合う姿が微笑ましく、番組当初よりソンギュ(INFINITE)に似ているとフィーチャーされ、絶対的なリーダーシップを発揮してきたイ・チャンソンが栄えある1位となって涙を流し、それをソンギュが感慨深そうに見詰める場面も感動的だった。

だが、あまりにも予定調和な展開だったし、8位以下の順位は発表されることがないまま生放送はあっさり終わったので、ハラハラドキドキ感が薄く、どことなく消化不良のようなものが残った。10人のプロたちが誰に点数を入れたのかも分からないので、何とも言えないが、毎週行われていたオンライン投票で常に上位だったキム・キジュンがオーディション番組「The Unit」のときのようにメンバー入りできなかったことを考えると、やはり今回はファン投票よりミッションでの点数が大きく左右したということだろう。裏を返せば、デビューメンバーは人気より実力で選ばれたということだ。

この日の最終回生放送も視聴率は0.9%(ニールセンコリア調べ)で、これまでもほぼ毎回0%台という低調続きで、お世辞にも盛り上がったとは言えない「極限デビュー野生ドル」。とはいえ、「TAN」としてデビューする7人は実力派揃いだ。2022年に正式デビューする予定であり、デビューに先駆け、年末の29日に「MBC芸能大賞」、31日には「MBC歌謡大祭典」に出演。さらに、MBCのリアリティ「TAN 18-28(仮題)」の撮影に入ったという情報も入ってきている。これから「TAN」としてK-POP界で頭角を現わせるかは彼らの頑張り次第だろう。

最終順位は以下の通り。( )内はミッション累積点数+視聴者投票点数
1位イ・チャンソン9577点(6787+2790)
2位パン・テフン9428点(7000+2428)
3位キム・ジソン9052点(6893+2159)
4位ソ・ソンヒョク9031点(6116+2915)
5位イ・ジェジュン8902点(6752+2150)
6位キム・ヒョンヨプ8833点(5833+3000)
7位イム・ジュアン8773点(6505+2268)

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