同社は昨年10月、インテルのNANDフラッシュ事業部を約10兆ウォン(約9645億5620万円)で買収すると発表していたが、米国と中国による半導体の覇権争いが深刻化し、中国当局の審査が長引いていた。
しかし今月22日、中国国家市場監督管理総局(SAMR)が買収を承認。SKハイニックスが買収を発表してから14か月ぶりの成果となる。
業界では中国の無錫市にメモリー半導体工場を置くSKハイニックスによる、根気強い説得が中国政府を承認に導いたとの報告が出ている。とくにSKグループのチェ・テウォン(崔泰源)会長が中国政府の説得に直接参加し、中国側の心を変えたという。
中国と米国を含む8か国の当局から許可を得たSKハイニックスは事実上、インテルのNANDフラッシュ事業部を手に入れることになった。これによりSKハイニックスの市場シェアは19.4%まで上昇し、日本のキオクシアを抜いて2位に浮上する展望だ。市場1位のサムスン電子との差も大きく縮小する。
また今回の買収にはソリッド・ステート・ドライブ(SSD)部門も含まれており、昨今需要が増している企業用SSD部門での成果にも期待できる。
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