韓国人と結婚したカンボジア人選手スロン・ピアビ、“2時間36分”長時間の戦いで優勝=韓国女子プロビリヤード(画像提供:wowkorea)
韓国人と結婚したカンボジア人選手スロン・ピアビ、“2時間36分”長時間の戦いで優勝=韓国女子プロビリヤード(画像提供:wowkorea)
LPBA(韓国女子プロビリヤード協会)がリーグを始めてから一番長い試合時間となった決勝戦で勝利をつかんだのは、スロン・ピアビ(31)だった。カンボジアではジャガイモ農場で働き、韓国人に嫁いだスロン・ピアビは、オ・スジョンを相手にセットスコア4対3の劇的逆転勝利を収め、6か月ぶりに優勝賞金3000万ウォン(約290万円)と優勝カップを手にし、シーズン賞金ランキング1位となった。

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 ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョ主演で人気を博したドラマ「太陽の末裔」の撮影地でもあるカンウォンド(江原道)テベク(太白)市で、PBA(韓国男子プロビリヤード協会)が開催した「エバーコラーゲンLPBAチャンピオンシップ@太白」は、韓国プロビリヤードが初めて地方自治団体と手を組んで開催した大会であると同時に初の女性選手単独の大会という点で意義深いものとなった。

 本大会はPBAが主催し、女性用のコラーゲン商品で有名な(株)NEWTREEと、太白市、江原道、国民体育振興公団が後援で、ここ18年間で一番の寒さとクリスマス連休期間に開催された。リュ・テホ太白市長がサンタクロースの衣装で現れて試合前に先攻後攻を決める「PBAバンキング」の審判を務め、見る者を楽しませた。

 客観的な戦略や名声においても上をいくスロン・ピアビが無難に優勝すると予想されたが、試合展開は順調ではなく、違う球を打ってしまうミスまで見せた。

 スロン・ピアビは3セットまで不安な内容だった。自転車競技の韓国代表選手から転向したシーズンランキング14位のオ・スジョンに1セットと2セットを取られ、3セット後半から得点力が復活し、10~13イニング連続得点で反撃を開始した。

 4セットは20イニングまで行く32分間の長い戦いとなった。18インニング8対5の状況でオ・スジョンがタイムファールを取られ、再配置した球でスロン・ピアビは誤球ファール(相手の球で攻撃する反則)をしてしまうというハプニングから得点を追加できず、オ・スジョンが3点を獲得し、長い4セットを終えた。

 5セットからスロン・ピアビの攻撃が続き、6イニングで11対1と突き放して逆転優勝が見え始め、6セットまで勝利を獲得。最後の7セットはスロン・ピアビのペースで進み、オ・スジョンがミスをする間、3~5イニング連続得点で点差を広げ、7イニングに3点を獲得して9対1で試合を終えた。

 スロン・ピアビは、8試合出場して3勝を挙げ、勝率83.8%という大記録を達成。PBA TVで放送された決勝戦はYouTubeでもライブ配信され、配信中に視聴者が1万1000人からピーク時には2万8000人に達した。また4つのスポーツチャンネルでもライブ放送され、クリスマス連休に多くのビリヤードファンを楽しませた。


決勝の様子
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