SAPコリアのシン・ウンヨン代表(画像提供:wowkorea)
SAPコリアのシン・ウンヨン代表(画像提供:wowkorea)
ドイツのソフトウェア企業、SAPは6日、シン・ウンヨンSAPコリア最高経営責任者(CEO)を、韓国支社長として選任した。SAPコリアが女性代表を選任したのは、1995年の設立以来初めてとなる。シン代表は1990年、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)でコンサルティング業務に携わった後、韓国オラクルの財務総括を経て2008年、SAPコリアのCEOとなった。以降2017年、副社長に昇進し最高執行責任者(COO)を歴任した。

また2020年4月から韓国MSを率いているイ・ジウン代表は、韓国MS最初の女性代表となる。韓国アドビも、男性が大多数だった営業分野で経歴を積み、韓国MS、デル・ソフトウェア・コリアなどIT業界で30年近くの経験があるウ・ミヨン副社長を新たな代表としている。

外資企業だけではない。昨年12月には新韓銀行のチョ・ギョンソン副頭取が新韓DSの代表に内定し、グループ初の女性CEOとなった。ネイバーは昨年、米ハーバード・ロー・スクールを卒業した1981年生まれのMZ世代女性CEO、チェ・スヨン氏を代表に内定した状態だ。

韓国内外のIT企業が女性人材を重視するのは、きめ細かさといった実務能力だけでなく、共感力など繊細なリーダーシップに強みがあるためとの評価がある。業界の関係者は「ミレニアル世代とコミュニケーションを取って働くためにも、リーダーには共感力が必須」と話している。

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