2021年におけるアジア太平洋地域(日本を除く)の産業別IoT支出(画像提供:wowkorea)
2021年におけるアジア太平洋地域(日本を除く)の産業別IoT支出(画像提供:wowkorea)
韓国のモノのインターネット(IoT)市場が毎年7%以上成長し、2025年には38兆1709億ウォン(約3兆6687億円)規模に達するとの展望が出された。

韓国IDCによると、韓国のIoT市場は今後5年間で7.9%の成長率を記録すると予想している。

韓国を含む中国、インドが、日本を除くアジア太平洋地域のIoT市場で4分の3以上を占める展望だ。第5世代(5G)移動通信技術、公共WiFi(ワイファイ)ゾーン、スマートグリッド(次世代送電網)、スマートシティといったスマートインフラの構築が成長要因となる。もっとも急速な成長率をみせると予想される国・地域は香港、シンガポール、マレーシアだった。

日本を除くアジア太平洋地域全体のIoT関連の支出は毎年12.1%ずつ拡大し、2025年には4370億ドル(USD、50億4184万円)に達するとみられる。うち最大を占める技術分野はサービス市場だ。ソフトウェア分野はアプリケーションと分析ソフトウェアの購入により、もっとも急速な成長(年平均15.1%)を遂げると予測された。

昨年における産業別の支出規模は、製造業が全体の3分の1ともっとも大きな割合を占めた。消費者と政府部門がこれに続いた。建設業とリテール部門は、それぞれ13.1%、13%ともっとも大きな成長率をみせた。全体のIoT関連支出は9.6%拡大した。


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