中国・深圳、「デルタ株」市中内感染…モノからヒトへの感染か＝中国報道

中国・広東(かんとん）省深圳（しんせん）市は1月10日に開かれた新型コロナウイルス感染症予防対策に関する記者会見で、最近深圳で確認された新型コロナウイルスの感染例は、モノからヒトへの感染の可能性が高いという見解を示した。

100% の最新ニュースまとめ

深圳市では、7日に主要業務従事者に対して定期的に行われているPCR検査で、2人の感染者を確認した。その後8日に濃厚接触者の中から1人、9日と11日に重点人員の中から5人の陽性が確認され、これまでに計8例の感染確定患者が報告されている。

10日の記者会見で当局は、今回の7日～9日までに確認された感染例4例が、ゲノム解析により「デルタ株」であることが分かり、100%同源であると明かした。また、最近の中国本土、香港の感染例や海外からの輸入感染例とは関連がないとした。

続けて、7日に最初に確認された感染者A氏が、国際貨物に関わる業務についており、最近海外からの荷物に接触していた事実を明かした。

深圳市は総合的に分析し、今回の「デルタ株」は、国外で新型コロナウイルスに汚染された荷物からヒトへ感染した可能性が高いと見ている。