江原道春川市で市民にあいさつする李氏=15日、春川(聯合ニュース)
江原道春川市で市民にあいさつする李氏=15日、春川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事は16日、韓国最北端に位置する北東部の江原道・高城の統一展望台で公約を発表し、北朝鮮の景勝地・金剛山観光の再開や非武装地帯(DMZ)の観光、北朝鮮との鉄道と道路の連結などを推進する考えを明らかにした。 金剛山観光は2008年に韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺された事件を受けて中止されている。 李氏は「江原道が南北平和時代をリードする地域として成長できるよう、江原平和特別自治道設置法の制定を積極的に推進する」として、「平和経済特別区域を指定し、(北朝鮮との)往来と交易の手続きを簡素化して南北経済協力、共同資源開発を継続的に推進する」と表明。「南北の(政治的な)状況に左右され、事業の推進が遅れることがないよう、事業段階を明確に分けてやっていく」と強調した。 金剛山観光については、北朝鮮東部の元山と金剛山、韓国の高城と江陵をつなげる東海国際観光共同特区を設置し、世界が大きな関心を持つDMZの平和生態観光を進める方針を示した。「観光やスポーツなど非政治的な分野の交流から始め、南北ともに利益になる実用的な対北政策を通じ、南北の共生を追求したい」と提案した。 その上で、「朝鮮半島平和はわれわれ皆の生存の問題」と強調した。
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