今年の「春運」では、中国全体の鉄道旅客数が延べ2億8千万人に達すると見られている。鉄道当局は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、乗客の体温チェックやソーシャルディスタンス確保を厳格に行っていくとしている。
「春運」の期間は1月17日から2月25日の40日間。乗車券は15日前から予約が開始され、旧正月前日となる31日の乗車券は今日から予約できる。
鉄道当局は「春運」期間中、1日あたり約1050万席を提供するとしている。これは2019年よりも10%多い数値だ。
また、当局は専用アプリ「12306」を通じて感染症対策に関する情報を提供している。例えば、北京から哈爾濱(ハルピン)へ移動する列車を同アプリで検索すると、ハルビン市に入るためには48時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明が必要なことなどの関連情報が表示される。
中国の大手旅行サイト「去哪児(Qunar)」によると、今年の「春運十大目的地」は重慶(じゅうけい)、武漢(ぶかん)、哈爾濱、長沙(ちょうさ)、貴陽(きよう)、成都(せいと)、南昌(なんしょう)、瀋陽(しんよう)、長春(ちょうしゅん)、阜陽(ふよう)となっており、中国の西南部や東北部への帰省客が多いとしている。
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