日本と韓国、佐渡金山の世界文化遺産登録をめぐって神経戦=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本と韓国、佐渡金山の世界文化遺産登録をめぐって神経戦=韓国報道(画像提供:wowkorea)
佐渡金山(新潟県)に対する日本政府のユネスコ世界文化遺産登録推進をめぐり、日本と韓国がし烈な神経戦を繰り広げている。韓国の国会議員らは「日本政府の繰り返される歴史わい曲」として糾弾する決議案を推進し、日本の国会議員らは積極的な反論を展開すべきだと政府に圧力をかけた。

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 韓国の国会文体委与野党幹事(パク・ジョン共に民主党議員/キム・スンス国民の力議員)は2日、日本政府の佐渡金山世界遺産登録推進決定などを強く糾弾する決議案を推進することにしたと明らかにした。

 日本政府は最近、佐渡金山を2023年に登録予定のユネスコ世界文化遺産に推薦すると決めた。

 キム幹事は「佐渡金山に対する歴史のうち、朝鮮人強制労働の歴史を除外するということ自体が歴史をわい曲する行為だ」と批判した。

 韓国で特に問題になっているのは、日本政府が佐渡金山登載のための期間を戦国時代(1467~1590年)末から江戸時代(1603~1867年)までに限定している点だ。日本は過去の軍艦島登録当時も、強制労働の期間を除き、対象となる期間を1850~1910年に限定したとしている。パク幹事は「軍艦島の歴史わい曲を是正しない日本が、佐渡鉱山の文化遺産登録に乗り出したことは国際社会に対する明白な挑戦だ」と強調した。

 一方、日本の自民党は同日、佐渡金山のユネスコ世界文化遺産登録に反対する韓国に積極的な反論を求める決議を作成し、政府側に伝えた。共同通信によると、自民党内の政策立案組織である外交部会と外交調査会は同日、党本部で合同会議を開き、佐渡金山の世界遺産登録問題に関する決議を承認した。

 自民党はこの決議で、韓国の登録推薦撤回の要求を日本に対する「誹謗中傷」とし、「とうてい見過ごすことができない」と主張した。自民党は、登録を管掌するユネスコ世界遺産委員会の委員国に対しては、積極的な説得活動を行うよう政府に要請した。

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