外交部(部は日本の省に相当)は、チョン外相がこの日の電話会談で「正しい歴史認識が韓日関係の未来志向的発展のための根幹だ」と指摘したと明らかにした。
チョン外相はまた、今回日本政府が、朝鮮の強制労働者の痛ましい歴史に背を向けたまま佐渡島の金山を世界文化遺産に推薦することを決定したことに対して、深い失望と共に抗議の意を表したと外交部は伝えた。
同時にチョン外相は、昨年7月にユネスコ世界遺産委員会の決定によって2015年の端島(通称:軍艦島)などの日本の近代産業施設が世界遺産に登録された時、日本が自ら約束した後続措置から忠実に果たすことを強く求めた。日本政府は、端島が世界遺産に登録された際に「日本統治期の朝鮮人の強制労働の事実を伝える」と約束したが、まだ守られていないと韓国メディアは伝えている。
また強制徴用や慰安婦などの過去の問題に関して、当事者が受け入れられるような解決策を模索するため、日本側のより積極的な姿勢を訴えた。
チョン外相はそれ以外に、日本の輸出規制や福島原発の処理水問題など両国の懸案に関しても韓国政府の立場を伝えた。
一方、日韓の外相は通話で、北朝鮮が先月30日に中距離弾道ミサイル「火星12型」を発射したことについても深い懸念と遺憾の意を表明し、朝鮮半島の安全な管理と速やかな対話の再開のための日韓・日米韓の協力を継続していくことにした。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5