3万人でも驚いたのに…「コロナの1日感染者19万人が現実のものになるか」=韓国(画像提供:wowkorea)
3万人でも驚いたのに…「コロナの1日感染者19万人が現実のものになるか」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国でコロナウイルス感染症のオミクロン株が流行し、1日の新規感染者数が3万人を突破した。今月2日に2万人を突破してから、わずか3日後のことだ。驚くほど毎日急ピッチで増加し、どれだけ増えるのかさえ予測がつかないほどだ。

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 韓国の中央防疫対策本部は5日午前0時の時点で、全国のコロナ新規感染者が3万6362人発生し、累積97万1018人になったと明らかにした。今月2日に2万269人を記録して以来、わずか3日で3万人を突破した。感染者数は今月2日に2万269人、3日に2万2907人、4日に2万7443人、5日に3万6362人と急増している。

 今月中旬には、1日の感染者が19万人に迫るという予測も出ている。

 国家数理科学研究所がこのほど公開した「新型コロナの拡散予測報告書」によると、現在の流行水準が続く場合、2月第1週から1日の感染者が5万人を超えるという。このままでいけば、2月中旬頃には1日の感染者が19万人まで増えるものとみられる。

 同研究所は特に今後、ワクチン接種率が低い19歳以下の感染者が大きく増える可能性があるという見方を示した。

 1日に10万人余りの感染者が出ると予想される2月末には、19歳以下で1日に3万人以上の感染者が出る。年齢代別には20代(1万5000人)、30代(1万3000人)、40代(1万2000人)、50代(1万人)、60代(5000人)と70代以上(2500人)の水準だ。他の年齢層と比べても、19歳以下の拡散傾向が大きくなりかねないという説明だ。

 これは何よりも、19歳以下のワクチン接種率と関連があるという分析だ。現在、韓国で13~18歳の2回目の接種率は75.8%(1回目81%)だ。18歳以上の接種率が95.7%であることに比べれば接種率が低い。昨年予防接種を始めた13~17歳は今月9日から3回目(ブースターショット)の時期が近づいている。

 国立中央医療院感染内科のキム・ミンギョン教授は「オミクロン株は乳幼児に特によくかかったり危険なわけではないが、伝播性が高いため感染者が多くなるだろう」とし、「乳幼児はワクチンの接種対象ではないため、感染者が増えるのに影響を及ぼす可能性がある」と説明した。
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