【ニューヨーク、ソウル聯合ニュース】米ニューヨーク警察は10日(現地時間)、国連韓国政府代表部に所属外交官が9日に暴行を受けた事件について、迅速かつ徹底した捜査を進めていると発表した。在ニューヨーク韓国総領事館が伝えた。 韓国外交部当局者によると、米国務省も今回の事件と関連し、李秀赫(
イ・スヒョク)駐米大使にお見舞いのメッセージと深い遺憾の意を伝え、必要な措置を講じると説明した。 外交消息筋や現地メディアなどによると、50代の外交官は9日午後8時ごろ、コリアンタウン近くでタクシーを待っていたところ、身元不明の男から暴行を受けた。男は逃走し、まだ捕まっていない。外交官は病院で治療を受け、現在は自宅に戻ったという。 新型コロナウイルスの発生後、アジア系住民を狙う憎悪犯罪が急増している中、繁華街で外交官が暴行を受ける事件まで起き、韓国系社会はもちろん、別のアジア出身の外交官らも大きなショックを受けたもようだ。 警察当局によると、ニューヨーク市でアジア系住民を対象にした憎悪犯罪は2020年28件から昨年は131件に増えた。
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