昨年6月のモダナワクチン1次接種後、激しい脱毛症状を経験したというAさん(29)は先月21日、自身のブログに白髪が生えた1枚の写真を公開した。多くはないが、髪の毛がほとんど見られなかった昨年の写真と比較してみると、好転した様子だ。
Aさんは「もともとの髪ではないが、髪がいつまで抜けるか、いつごろ伸びてくるかを考える恐怖はひとまず終わったと思いたい」とし、「最近は髪の毛が抜けることもなく、新しい髪の毛がどんどん生えてきている。引っ張って(抜けないか)確認もしてみた。白髪だが、今はひたすら喜びたい」と語った。
ブログによると、Aさんはこれまで「ステロイドパルス」療法を受けてきたという。昨年9月の頭皮生検の結果、毛根はまだ生きているという診断を受けたためだ。ステロイドパルスとは、高用量のステロイドを1日1回を1クールとして最大3クールまで注射する療法で、約1週間の入院が必要であり、最大3か月まで投与できる。
治療後、Aさんの頭には白髪が生え始めた。ステロイドの副作用で筋肉痛と浮腫に悩まされたが、Aさんはこの副作用がなんともないほど嬉しかったという。さらに、昨年11月に2度目のステロイドパルス治療を受け、白髪は今でも順調に伸びている状態だとAさんは伝えた。
これに先立ち、Aさんはブログを通して「昨年6月29日、モデルナワクチンの1度目の接種を受けた後、髪の毛が目立って抜けた」と伝えた。ワクチン接種後、約3週間が経過した昨年7月21日、Aさんの頭は髪の毛よりも白い頭皮がよく見え、1か月後の7月31日には髪の毛が数本だけ残っている状態になった。
Aさんは「厚生労働省に新型コロナのワクチン接種による被害救済も申請した」と明らかにした。「審査結果が出るまでに少なくとも1年はかかるが、厚生労働省の判断を待つ」と述べた。
最後にAさんは「医者は依然として脱毛症とワクチン接種との因果関係は不明だと言うが、私のような経験をした人が多い」とし、「私のブログが彼らの息苦しさを解消するのに役に立ったなら大成功だ。今後も治療の経過を伝えていく」と付け加えた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 84