野党第一党“国民の力”の尹錫悦 次期大統領選候補(右)と野党“国民の党”の安哲秀候補(画像提供:wowkorea)
野党第一党“国民の力”の尹錫悦 次期大統領選候補(右)と野党“国民の党”の安哲秀候補(画像提供:wowkorea)
3月9日の韓国大統領選挙まであと20余日を残す中、韓国では今「野党候補の一本化」が最大の話題となっている。野党第一党“国民の力”のユン・ソギョル(尹錫悦)候補と野党“国民の党”のアン・チョルス(安哲秀)候補の「結合」は、大統領選の勝負の行方を一気に変えてしまう可能性があるためだ。

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国民の力と国民の党は、どちらも「一本化」の大義には賛成の意思を明らかにしているが、その方法論においては異見が生じている。アン候補は「100%世論調査を通じた単一候補の選出」を提案しているが、国民の力はこれを拒み「候補間の談判を通じた一本化」を主張している。

韓国リサーチが発表した「野党一本化にふさわしい候補」調査の結果、アン候補は45.5%の支持を獲得し、44.2%の支持を得たユン候補を上回った。ただ「政権交代」の支持層ではユン候補69%・アン候補25.9%という結果であり、「政権再創出(与党政権の維持)」の支持層ではユン候補11.5%・アン候補77.3%であった。

アン候補は支持率の下落が続き存在感が低下する中、先手を取って「野党一本化」カードを切り、今の局面を打開しようと勝負に出たものとみられる。

一方ユン候補は「拒否も受け入れもしがたい曖昧な状況」というジレンマを抱えているようだ。ユン候補はアン候補の提案について「検討してみるが、残念な点もある」と語っている。

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