キム・ヨナさん(資料写真)=(聯合ニュース)
キム・ヨナさん(資料写真)=(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】スポーツ仲裁裁判所(CAS)が14日、北京冬季五輪フィギュアスケート女子の注目選手でドーピング問題が発覚したロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワに対し個人種目出場を認める裁定を発表したことを受け、韓国のフィギュア界が次々と批判の声を上げている。バンクーバー五輪女子金メダリストのキム・ヨナ(韓国)さんがSNS(交流サイト)に投稿したメッセージを共有したり、自身の言葉で意見を述べたりした。

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 キムさんは14日夜、自身のインスタグラムに「ドーピング規定に違反した選手は試合に出場できない。この原則に例外があってはならない。すべての選手の努力と夢は等しく尊い」と英文で投稿した。

 2018年平昌大会に出場した女子の崔多彬(チェ・ダビン)はこの投稿をすぐさま自身のSNSで共有した。今回の北京大会で男子シングル出場の李時炯(イ・シヒョン)、平昌大会のペア代表だったキム・ギュウンらも同じような形でキムさんの意見を支持した。

 また、今大会で15日からの女子シングルに出場する金芸林(キム・イェリン)は14日、現地で公式練習を終えた後、報道陣からCASの発表内容を聞くと、「米国の選手とこれに関して話したのだが、(出場継続は)公正でないと思うと言っていた。私も同じ考えだ」と述べた。

 男子シングルで5位に入った車俊煥(チャ・ジュンファン)は、CASの発表より前の記者会見で「こうした問題が発生して本当に残念だ」とし、「ドーピング検査は選手を保護するために設けられたもの。スポーツではクリーンさが最も重要だ」との見解を示した。

 一方、キム・ヨナさんの投稿を知ると、海外の主要メディアはすぐにこれを報じた。


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