地下鉄の財政難でソウル地下鉄は人形も売る=韓国(画像提供:wowkorea)
地下鉄の財政難でソウル地下鉄は人形も売る=韓国(画像提供:wowkorea)
19日、ソウル交通公社は財政難打開のための努力の1つとして、公式キャラクター‘トタ’を活用したキャラクター商品の販売を拡大すると発表した。

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2017年の公社統合に伴い登場したトタは‘また乗りたいソウル地下鉄’を意味するもので、電車の横顔を形象化した。

ソウル交通公社は昨年8月、トタのキャラクターを活用して、携帯電話のケース、衣類、文具類に直接デザインできる商品を販売したのに続き、今年は人形、USB、バッジなどのキャラクター商品を出した。また、トタのフィギュアなども追加で販売する予定だ。

キャラクター商品の販売のため、昨年10月には、鉄道関連商品を専門的に販売するレールプラネットとライセンス契約も締結している。

ソウル交通公社は、今年のキャラクター商品の販売金額が約2000万ウォン(約192万円)になるものと見込んでいる。月間販売額基準で商品販売を始めた昨年より4倍近く増加した金額だと公社側は説明した。

ソウル交通公社は「特に、トタの人形は、昨年4月にクァンファムン(光化門)駅で財政難克服を掲げて現場販売したところ、2時間で600体の人形がすべて売れるというすばらしい成果を上げた。引き続き、人形を常時販売してほしいという市民の要望も続いている」と伝えた。

ソウル交通公社のキム・ジョンファン広報室長は「地下鉄キャラクター商品の販売は財政難克服を打開するための小さな動きの1つであると共に、市民とコミュニケーションを取るための公社の努力である」と述べた。

2019年に1兆6367億ウォン(約1550億円)だったソウル地下鉄の運輸収入は、コロナの影響で2020年が1兆1932億ウォン(約1130億円)、昨年が1兆1542億ウォン(約1093億円)と2年連続で減少した。

ソウル交通公社によると、コロナによる運輸収入減少分の推定額は4825億ウォン(約459億円)で、昨年当期純損失予想額の半分近い金額となり、コロナ打撃が始まった2020年分まで合わせると減少分は9000億ウォン(約855億円)台に達する。

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