北朝鮮が1月25日に行った巡航ミサイルの発射実験=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮が1月25日に行った巡航ミサイルの発射実験=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国政府と軍当局は21日、北京冬季五輪の閉幕以降に武力示威の再開の可能性を含む北朝鮮軍の動向を注視しているが、これまでに注目すべき変化はないとの認識を示した。  軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長はこの日の定例会見で、「(北朝鮮で)現在実施中の軍の冬季訓練や行事の準備活動について綿密に注視している」とし、「これまでのところ説明に値するような変わった活動はない」と述べた。 行事の準備活動とは、平壌郊外の美林飛行場一帯で捉えられた閲兵式(軍事パレード)の準備の動きを指すとみられる。 これに関連し、軍関係者も記者団に対し、先月から捉えられている閲兵式の準備は初期段階であり、北西部・東倉里の西海衛星発射場や3000トン級潜水艦などを建造する東部・咸鏡南道の新浦造船所でも「注目すべき変化はない」と述べた。 統一部も北朝鮮の動向を注視しており、朝鮮半島の状況管理に万全を期していると強調した。 同部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官はこの日の定例会見で、北朝鮮が北京五輪以降にミサイル発射などの武力示威を再開する可能性について「北の今後の動きを予断せず、関連動向を綿密に注視しながらあらゆる可能性に備える」と述べた。 また、北朝鮮に対し朝鮮半島の平和と安定のための対話と協力を改めて促した。 北朝鮮は先月30日に中距離弾道ミサイル「火星12」を試射したのをはじめ、今年に入りミサイルの発射実験を7回にわたって強行したが、友好国である中国での五輪開催期間には挑発行為を行わなかった。 一方、北朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験のモラトリアム(一時停止)の撤回を示唆したことから、五輪閉幕後に武力示威を再開する可能性が取り沙汰されている。
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