同研究チームが注目したテラヘルツ電磁波は、周波数帯域が広く生体分子の固有の振動に敏感な分光法に活用できる。DNAやアミノ酸、単位体のような生体試料の微細な固有情報や差異を解析可能だ。
一方でテラヘルツ波は生体試料と相互作用する確率が低いうえ信号の増幅技術がなく、体内にある微量の試料を検出しにくい。研究チームはこのため、電磁波の特定帯域信号を増幅させるメタマテリアルを利用し、試料の固有情報が反映されたテラヘルツの光信号を、微量でも測定できる生体分子診断プラットフォームを開発した。
ソ・ミナ博士は「今後発生する伝染病や変異種を推測する診断技術の開発に、テラヘルツ分析法が適用可能だろう」と展望した。
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